
「浴室の鏡を自分で交換したいけど、難しいの?」
「ミラーの交換手順がわからない!」
などと思われている、浴室鏡をご自身で交換されたい方に向けての解説記事です。
この記事の手順であれば、15分程度で浴室鏡の交換作業が完了します。
交換作業に入る前に準備するもの・作業手順・注意事項なども解説いたしました。
交換自体は想像よりも簡単!と思われる方が多い印象です。
"シケ(さび)" や "ひどいウロコ" など、古くなった浴室鏡から新品の鏡への交換を検討している方は、ぜひ当記事を参考にしてください。
浴室鏡を交換すべきタイミング
浴室の鏡はどのようなタイミングで交換すべきか迷うかと思われます。基準となるタイミングについて紹介します。
1:鏡の汚れが何度掃除しても取れなくなってしまった
鏡を何度もしっかり掃除しても汚れや水垢が取れない…。そんなときは浴室鏡を交換するタイミングです。
他の鏡と比べると、浴室は石鹸カスや水垢などさまざまな汚れが付着しやすい環境です。
長年使用していると蓄積した汚れや水垢などが固着してしまいますよね?
「何度掃除してもきれいにならない」という場合は交換のタイミングです。
2:鏡に黒いシミのようなものができてしまった
鏡の裏にカビやサビが発生している場合は、早く交換したほうがいいタイミングです。
鏡に黒いシミのようなものや点状のものが浮かんできた。これは何だろう?と思うことがあるかと思います。
これは鏡の腐食。サビやシケなどとも言われます。
腐食のため、どのような対策をしても黒いシミを取り除くことができません。
ぜひお早めに交換をご検討ください。
3:浴室鏡が割れてしまった
何かをぶつけてしまって浴室の鏡が割れてしまった場合は危険ですので、早く交換しましょう!
破片でケガをする恐れもありますので、できる限りお早めに。
浴室鏡の交換の作業に入る前に準備するもの
浴室鏡の交換作業に必要な道具は以下の通りです。
古い浴室鏡を取りはずすために必要なもの

- PPバンド
- ピアノ線
- スクレーパー
- カッターナイフ等
- のり剥がしクリーナー
PPバンド、ピアノ線などは、ミラーがくっつけられている接着剤をカットする時に使用します。
また、のり剥がしクリーナー・スクレーパー(ヘラ)は、ミラーを掃除する際に必要です。
今回のり剥がしクリーナーは、「3Mのスプレークリーナー30」を使用していますが、他のものでも代用できます。(香りが強いクリーナーもありますので、香りに敏感な方はマスクを着用するなどお気をつけくださいませ)
新しい浴室鏡を貼るために必要なもの

- 速乾ボンド
- ミラーマット
- 変成シリコン
上記に加え、取付金具も用途によってご用意くださいませ。鏡をご注文の際に弊社コダマガラスでも販売しています。
また、速乾ボンド、変成シリコンは他のものでも代用できます。
浴室鏡は耐湿ミラーがおすすめ

コダマガラスでは一般的な鏡を浴室で使用する場合、「耐湿ミラー」をお選びいただくようオススメしております。
耐湿ミラーは、元々裏面に腐食に強い2層のガードがありますので浴室でもそのままご使用いただけます。
また、洗面シーンで水がかかってしまっても防湿加工の効果を発揮することが可能なので、長く美しく快適にご使用いただくことが可能です!
※ただし温泉成分が含まれていると腐食の原因となるため、ご使用には注意が必要です。
浴室鏡の交換の作業工程と手順を解説します
ここからは、浴室鏡の取り換えDIYの実際の作業工程や手順について、画像付きで詳しく解説します。
浴室鏡の上のフレームをはずす

浴室の鏡は、ハンガー金具(4個1セットのツメ金具)か、片長チャンネル(上下の長いフレーム)で固定されていることが多いです。
金具は上側のフレームが上下に動くような構造になっていますので、上側のフレームを上にずらします。
※フレーム部分にシリコンコーキングされている場合、カッターナイフでカットしましょう。
フレームを上げる際に少し硬くなっている場合がありますので、その時はスクレーパーやマイナスドライバー等を使うと作業しやすいですよ。
浴室鏡を取りはずす

鏡は金具のほかに、ミラーマット(両面テープ)と変成シリコンで接着されており、鏡を取り外すには接着部分をカットする必要があります。
既成のユニットバスに取り付けられているミラーは、金具とミラーマットのみで接着されているケースが多いです。

ピアノ線を左右に引っ張りながら、接着部分をはがしていきましょう!

コダマガラスでは通常ピアノ線を使ってカットしていますが、PPバンド(ポリプロピレンで出来ているバンド)でもカットできます。
上の画像のように少しずつ剥がしていくと鏡が外れます。根気強く剥がしていってください。
PPバンドでカットする場合はまっすぐな状態を維持するのがポイント
PPバンドで接着部分をカットする際、ねじれた状態だとカットが難しくなります。
ノコギリの刃のように見立てて、真っすぐの状態のまま左右に引いてカットして下さい。
ミラーマットであれば、PPバンドでもカットは簡単です。
ただし、変成シリコンで接着されている場合はPPバンドでの切断は大変難しいです。
カットが難しい場合はピアノ線(線径0.4mm前後)の使用をおすすめします。
浴室鏡をはずした後の壁面を清掃する

浴室ミラーを剥がした後の壁面は、のり剥がしクリーナーやスクレーパー等を使って清掃します。
両面マットやシリコンの跡は完全に綺麗な状態でなくても問題はありませんので、ご安心ください。
今回は、3Mのスプレークリーナー30を使用し、粘着部分を清掃します。
柑橘系の匂いがしますが、天然素材で "汚れや油" "テープののり残り" などを全て落とせ便利です。
スクレーパーは金属製の方が清掃しやすいですが、傷が付く可能性があるのでカーボン製のものを使用します。
新しい浴室鏡を貼る

既成の浴室鏡は、金具と両面テープのみで接着されていることが多いですが、
金具を使用する場合でも、速乾ボンドの上にミラーマットを貼り、変成シリコンも併用するのがおすすめです。

上記画像のように壁面に取り付けるときと同じように貼り付けてください。
金具が錆びてしまっている方は、ハンガー金具や片長チャンネルも合わせて交換しましょう。
DIYで取り替えできるか不安な方へ
チェックシートで詳細をご確認ください
動画で見る「浴室の鏡を交換する方法」
浴室の鏡を交換する方法は、動画でも詳しくご説明しています!
本記事の手順とあわせて、是非参考にしてくださいね。
Text by コダマガラス編集部
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