本記事では、コンセントのある壁の部分に鏡を取り付ける方法を詳しく紹介いたします。
「玄関やリビング等のコンセントやスイッチがある部分にミラーは取り付けられるのかな?」と思われている方は、ぜひ参考してくださいね。
作業手順や注意事項は動画でも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
ミラーを貼るために準備するもの
まずは、壁面に鏡を取り付けるために必要なものを準備します。
- 鏡
- ミラーマット
- 変成シリコン
- 速乾ボンド
- カッターナイフ
- メジャー・ものさし
- プラスドライバー
- 手袋
- 巾木、PPバンドなど高さを調整するもの
鏡を取り付ける位置と採寸について
まずは、鏡を取り付ける位置の採寸を行います。
鏡を貼りたい位置を採寸する
今回は壁の細長い部分へ、天井の廻り縁からソフト巾木の上までミラーを貼ります。
今回は、壁と天井が水平・垂直という前提で採寸しました。
※もっと大きな壁面等の場合には、水平や垂直を確認します
壁面のコンセント位置を採寸する
コンセントのカバーサイズは、1列の場合、70mm × 120mmです。
弊社にご連絡いただく場合は、コンセントの中央の位置をお知らせください。
今回の鏡の取り付け位置の採寸の結果
今回の鏡のサイズは、幅270mm × 高さ2,393mm
ミラーのコンセント穴は、50×100mmの小判型に加工します。
これにより、ミラーに加工した穴がコンセントカバーに隠れるような納まりとなります。
ミラーの取り付け方法
ここからは、ミラーを取り付ける方法について詳しく解説していきます。
コンセントをはずす
まずはコンセントを外します。
カバーの中にある樹脂フレームの上下の小さなビスも緩め、カバー全体を外します。
次に画像のコンセントの上下のビスを外します。少しずつビスを緩めた後、下側のビスを完全に取り、上は少しだけ緩めるとコンセントが外れます。
外れたら線を少し引っ張っておいてください。
※ ボックス型になっているものなど、上下両方のビスを完全に外せるタイプもあります
ミラー取り付け部分の壁紙をはがす
ミラーを貼る際は、壁紙の上からではなく下地に直接貼る必要があります。
そのため、壁紙にカッターで切り込みを入れて剥がしていきます。
ミラーマットを貼り、変成シリコンを塗布
壁紙を剥がした部分に、厚み3mmのミラーマットと変成シリコンで鏡を貼ります。
ミラーマットは石膏ボードやコンパネには直接貼り付けられませんので、速乾ボンドを塗布した上に貼るようにして下さい。
下の台を準備する
今回のようなソフト巾木(はばき)の場合は、あらかじめ取り付ける位置に合わせて木材等でミラーの下に置く台等をご用意ください。
巾木が出巾木であれば、その上からでも施工できます。
床の位置から貼ると、足で蹴ってしまったり掃除機でぶつけたりなど、鏡が割れやすくなります。
巾木のサイズ分(60mm~100mm程度)ほどは間を開けておくのがおすすめです。
弊社で施工する場合は、高さや水平垂直を調整するために厚み2mm、3mm、5mmのセッティングゴムやPPバンド(0.5mm)等を用意します。
セッティングゴムは、ベニヤ板等でも問題ありません。
鏡を仮合わせする
ミラーのコンセント穴に、あらかじめコンセントを通して仮合わせします。
用意した下の台の上にPPバンド等を使い、高さや水平垂直の微調整をして、貼る位置を決めます。
PPバンドは、カッター等で50mm程度にカットしてご使用ください。
ミラーを貼る
ミラーマットのはくり紙を剥がして貼り、変成シリコンを丸く団子状に塗布し、鏡を貼り付けます。
スイッチとコンセントを取り付ける
スイッチ・コンセントを取り付けます。
コンセントをミラーに固定させる際、ビスを締めすぎると割れる可能性があります。強くはさみ過ぎないように注意して下さい。
最後にコンセントカバーを取り付ければ、ミラーの取り付けが完了です。
コンセント穴加工ミラー取り付けまとめ
今回は1列タイプでしたが、2列のものでも同じ要領でミラーを貼ることができます。
コンセントやスイッチ等の部分にミラーを貼ることは可能だということがお分かりいただけましたでしょうか。
弊社では、コンセント穴加工したミラーの製作を承っています。また、関西圏であれば施工も行っております。
その他ご質問がありましたら、WEBサイトからお気軽にお問い合わせください!
Text by コダマガラス編集部
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