ミラーは腐食します
ミラーの裏面は湿気に弱く、浴室や洗面・水周り等のミラーは、環境によっては半年くらいで端部から黒や茶色に 腐食してしまう場合もあります。
通常の鏡は、ガラス表面に銀膜+銅膜+特殊塗料でコーティング保護されていますが、端の境目の部分は保護できず、 その部分から湿気等が入り、腐食が進行します。
防湿(防錆)加工とは、ミラーのカット切断面処理加工後、端の保護されていない部分に特殊塗料を塗り(小口コーティング加工)、 湿気だけでなく洗剤等の薬品からも保護します。
←ミラー下部のふち周辺が腐食している様子
5年~10年使用していると、端だけでなくミラー中心部から点々と黒いシミのようなものが出てくることもありますが、防湿(防錆)加工することで、更に長持ちさせることもできます。
また、裏面に飛散防止フィルムを貼ると、耐食効果もあります。
ミラー断面図
使用用途に合った加工一覧
防湿(防サビ)加工には、鏡の小口(端)から黒くなるのを長持ちさせる「小口コーティング加工」と、それに裏面にフィルムを貼って全面をガードする「小口コーティング(防錆)+裏面フィルム貼り加工」、 また耐湿ミラー裏面の小口(端・切り口)にコーティングする「耐湿ミラー+小口コーティング」があります。
玄関の姿見や寝室のクロゼット、またショップのフィッティングルームのミラー等、水が頻繁にかかることなく、湿気も少ない場所では、防湿加工はなくても問題ありません。
洗面所やトイレの手洗い前、脱衣所等の水がかかったり、湿気のある場所には「耐湿ミラー」に「小口コーティング」が良いです。
また、浴室やシャワー室等、水やお湯がかかったり、湿度もかなり高い場所で使用する場合も「耐湿ミラー」に「小口コーティング」をおススメいたします。
※浴室やシャワー室等で5㎜以外のミラーをご使用の場合は、「小口コーティング(防錆)+裏面フィルム貼り加工」をお選びください。
洗面所に最適!
浴室に最適!
浴室の5mm以外の鏡に!
※ただし温泉成分が含まれていると腐食の原因となるため、ご使用には注意が必要です。
【コラム】水回りには「耐湿ミラー」がオススメ!
一般的な鏡や高透過ミラー・カラーミラーの防湿とは違い、もともと強靭な耐湿層で裏面をガードしているのが耐湿ミラー。
さらにコダマガラスでは切断面を「小口コーティング」するので、より防湿効果がアップし、防錆効果も発揮されます。浴室やシャワー室など水やお湯がかかったり、湿度がかなり高い場所にも最適な鏡です。
防湿(防サビ)加工が可能なミラー
姿見ミラー
クラシックミラー
熱線吸収板ガラス(グレー:黒色)を加工したミラーで、通常のクリアミラーと比べて少し黒っぽい色になります。
壁装材(へきそうざい)としてブティックや美容室・飲食店等、様々な場所で使われています。
熱線吸収板ガラス(ブロンズ:茶色)を加工したミラーで、通常のクリアミラーと比べて茶色っぽい色になります。
壁装材(へきそうざい)としてブティックや美容室・飲食店等、様々な場所で使われています。
ブリリアントミラー
美しい色彩のブルーで、ビルや店舗はもちろん住居などでも高級感がアップする壁装材です。
落ち着いた色彩のブラウンミラーで、シックな雰囲気と高級感を合わせ持った壁装ミラーです。
艷やかな色彩のパープルミラーで、洗練された雰囲気と高級感を合わせ持った壁装ミラーです。
爽やかな色彩のグリーンミラーで、クールな雰囲気と高級感を合わせ持った壁装ミラーです。
グランジミラー
防湿(防サビ)加工したミラーをお探しの方へオススメページ
洗面の鏡をご検討の方は、小口コーティング(防サビ)加工は必須です。詳しくは「洗面の鏡をオーダーする方法」をご覧ください。
耐湿ミラー+小口コーティング加工=浴室の鏡に必須の加工です。浴室の鏡をご検討中の方は「浴室の鏡をオーダーする方法」をご確認ください。
小口コーティング(防錆)加工と全面防湿(防錆)加工、どちらにすればよいか
玄関の姿見や、寝室のクロゼット、またショップのフィッティングルームのミラー等、 水が頻繁にかかることがなく、湿気も少ない場所では、防湿加工はなくても特に問題はありません。
洗面所やトイレの手洗い前、脱衣所等の水がかかったり、湿気のある場所には「耐湿ミラー+小口コーティング」をお勧めしていますが、クリアミラーなどの場合は「小口コーティング加工」が良いです。
また、浴室やシャワー室等、水やお湯がかかったり、湿度もかなり高い場所で使用する場合は、「耐湿ミラー+小口コーティング」を、5mm以外の鏡については「小口コーティング+裏面フィルム貼り」をおススメいたします。
洗面ミラーには → 小口コーティング加工 ※耐湿ミラーをお勧めしています
浴室ミラーには → 耐湿ミラー+小口コーティング ※全面防湿(防サビ)加工と同等